新型コロナウイルスの感染拡大で臨時休校などが続き、遠隔授業の必要性が高まる中、文部科学省は１０日、オンライン授業などで著作物を許諾を得ずに使えるようにする改正著作権法を、今月末に施行すると発表しました。

これまでは、学校が、教科書に載っている音楽や写真などの著作物をオンライン授業などの教材としてインターネット上で配信したり、メールで送信したりするためには、個別に著作権者の許諾を得る必要があり、権利処理の煩雑さなどが指摘されていました。

これについて、文部科学省は１０日、著作権者の許諾がなくても、指定管理団体に一定の補償金を支払えば、許諾がなくても使えるようにする改正著作権法を今月２８日に施行することを発表しました。

また、円滑な利用をすすめるため、今年度に限った特例措置として補償金を無償にするということです。