新型コロナウイルスの感染拡大で、学校の新学期の開始を１か月以上延期してきた韓国では、生徒を登校させずに、インターネットを通じて行うオンライン授業が、９日から始まりました。

韓国でのオンライン授業はまず、高校３年生と中学３年生を対象として、９日から全国一斉に始まりました。ソウルの女子高校では、テレビ会議システムで先生からの質問に生徒が答える双方向の授業が行われていました。

生徒「（オンライン授業は）思ったより面白くて良かった」
先生「そうですか？心配と期待する気持ちが半々だったんですね」

韓国では、来週以降、段階的に小学校から高校まですべての学年で、インターネットなどを利用した遠隔授業がスタートします。

通信環境や端末の貸し出しなどで、課題は残されているものの、韓国政府は、学習機会の確保を優先しながら、改善していく方針を示しています。