“絡まないハンガー”で特許!小学生が快挙
神奈川県相模原市の小学5年生、嘉手納杏果さん(10)。杏果さんは先月、“あるアイデア”で特許を取得しました。
嘉手納杏果さん「ハンガー及びその使用方法の特許です」
そのアイデアをひらめくきっかけとなったのは、「お手伝い」と「理科の勉強」でした。
嘉手納杏果さん「洗濯物を手伝っているときにハンガーがからまって取りにくいから、あったらいいなっていう。理科の授業のテスト勉強のときに、(母が)磁石を買ってきてくれて何にくっつくかなって。それをこう…ぴかーん!って思いついて」
お母さんと一緒に試行錯誤を重ねて完成させたというのが、このハンガー。ハンガー同士が絡まってしまう事を解決してくれるというもの。
嘉手納杏果さん「ハンガーの三角形の頂点3か所にそれぞれマグネットクリップを挟み、ハンガーの下の部分を滑り止めにします。このハンガーをいくつか連結することで、ハンガー同士をからみにくくします」
磁石をつけたシートをハンガーの3か所に取り付けることで、ハンガー同士がぴたりと連結し、絡みつかなくなるといいます。磁石のシートはそのまま洗濯ばさみの代わりにもなります。
嘉手納杏果さん「ハンガーにこのままかけて片手でワンタッチでつけられます」
また、磁石を反発させるように互い違いに干すことで、隣接した洗濯物同士がくっつく事はありません。
嘉手納杏果さん「日本中のハンガーが絡まって困っている人に使ってもらえるとうれしい」
杏果さんは今後も「人の役に立てるような道具を作っていきたい」ということです。