渋谷の人出、映像比較…減少裏付けデータも
緊急事態宣言にともなう外出自粛の要請が続いていますが、人出には変化が出ているのでしょうか。
9日午後5時前の渋谷のスクランブル交差点の映像では、8日より人が少ないようにも見えます。
午後1時ごろの映像で比べてみると、画面右側のきょう9日は、画面左の8日より少し多いようにも見えますが、以前よりスクランブル交差点としてはかなり人が少ない様子です。
<天野裕貴キャスターが現地から伝える>
許可を得て渋谷のセンター街から中継しています。センター街はスクランブル交差点より、さらに人が少なくなっているという印象です。平日昼間は人が密集することが多い渋谷センター街ですが、9日は多くの店が閉まった状態のため、街はひっそりとしています。
また、人の減少を裏付けたデータもあるんです。
NTTドコモが8日に公開した日曜日・昼間のセンター街の人口増減率です。それによりますと、先月4日に東京都が花見の宴会自粛要請を出した後も、しばらく横ばいが続いていたんですが、週末の外出自粛要請が出されて初めての日曜日だった29日は、訪れる人が42%減少したということです。
また、15歳~29歳の若者を表す青い線を見ると、ここ1か月で半分以上、減少していることが分かります。
ここからさらに緊急事態宣言が出されている状態で、外出の自粛の動きがさらに広がっていくのか注目されます。