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中国・武漢市 2か月半ぶりに封鎖措置解除

2020年4月8日 5:55

新型コロナウイルスの感染が世界で最初に確認された中国の武漢市で、約2か月半にわたって行われてきた封鎖措置が日本時間8日未明、解除されました。

武漢市では8日から空港や高速鉄道が再開するほか、高速道路を利用して他の都市に移動できるようになりました。このうち、鉄道では、予約状況などから8日だけで約5万5000人が武漢市を離れる見通しだということです。

中国政府は1月23日以降、武漢市を事実上封鎖しました。武漢市ではその後も感染拡大が続き、中国本土の死者の約8割にあたる2500人以上が亡くなりましたが、先月半ば以降、新たな感染者が出ない日が増えたため、8日の封鎖解除に踏み切りました。

ただ、武漢市を含む湖北省では、いわゆる無症状の感染者も多数確認されており、人々が各地に移動した後、新たな感染拡大が起きないか懸念の声も出ています。