東京都内で５日、新たに１４３人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。一日の感染者としては最多で、これで都内の感染者は１０００人を超えました。

都によりますと、５日、都内で新たに１４３人の新型コロナウイルスの感染が確認され、一日の感染者数としては最多となりました。

１４３人のうち８人は、大田区立の特別養護老人ホーム「たまがわ」の関係者だということです。

１４３人のうち、いまのところ感染経路がわかっていない人は９２人にのぼっています。

都では４日も１１７人の感染が確認されていて、２日連続で１００人を超え、これで都内の感染者はあわせて１０３３人となりました。

また、新たに都内で７人の死亡が確認されたこともわかりました。このうち５人は、集団感染が発生している永寿総合病院の関係者だということです。

小池都知事「驚くような数字であります。もっと驚くことが、感染源が追えない、リンクが見えない方々が９０名を超えているということです。それと若い世代の方が圧倒的に多いと」

５日に判明した感染者のうち、２０代から４０代の感染が最も多いことから、小池知事は、若者の行動範囲の広さが感染を広げている可能性があるとして、改めて外出の自粛を強く呼びかけました。

また、都は、７日（火）から軽症者と無症状の患者を医療機関から都内のホテルに移す作業を始めることを明らかにしました。

小池知事は、医療従事者への負担を軽減し、環境を改善していきたいとしています。