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自粛で盆栽人気 マスク着用でメイクも変化

2020年4月6日 19:39
自粛で盆栽人気 マスク着用でメイクも変化

家で過ごす時間が長くなる中、ちょっと意外なものへの注目が高まっています。また、マスクを着用する習慣の広がりは女性のメイクにもある変化をもたらしているようです。

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今後、「緊急事態宣言」が出れば、さらに長引くこともあり得る“外出の自粛”。ますます“巣ごもり需要”が高まる中、人気となっているのが家の中でも楽しめる盆栽です。

ある店では、上野公園の桜まつりが中止となったことから、桜の盆栽コーナーを新たに展開。初めて盆栽を始める若い世代のお客さんにも売れているといいます。

家族連れは、新型コロナウイルスの影響で、ことしはお花見を自粛。そこで、家の中でもお花見をできる桜の盆栽を買いにきていました。

盆栽は、家でじっくりとする手作業が多いため、『おうち時間』がふんだんにある自粛中にぴったりだといいます。

上野グリーンクラブ常設売店・木村剛さん「桜(の盆栽)だけで200~300本は出てるかなと思いますね。四季を目の前で、手元で楽しめるという、そういうこと求めてる方、増えたのかなと」

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都内では『ある専門店』が売り上げを伸ばしていました。ずらーっと並んでいたのは、常温でも長期保存ができる缶詰です。フルーツや乾パンなど、その数は100種類以上。

こどもが家で一人でも手軽に食べられる「おかず系」の缶詰が人気で、宮崎県産の霧島黒豚をとろとろになるまで煮た商品も。

国分グループ本社マーケティング開発部・高橋典裕部長「缶つま商品は130%近い数値(前年比の売り上げ1.3倍)で推移しています」

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外出する際には、欠かせなくなったマスク。そんな中、女性たちが気にしていたのは『ある部分』のメイクです。マスクで顔のほとんどが隠れてしまうため、唯一、露出する目元だけは、いつもより念入りにメイクする女性が増えていました。

都内のコスメショップで買い物をしていた女性2人組。購入を迷っていたのは、目元をより強調できるラメが強めのアイシャドウ。このコスメショップでは、普段のアイメイクの売り上げは店全体の30%ほどですが、最近になって『目力』をアップするメイク用品が売れるようになったといいます。

cosme Re:MAKE・関根愛美さん「(店の売り上げシェアが)40~50%ぐらいに上がっている印象」

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東京・表参道にある『まつげエクステ』のサロン・GRAND EYELAでは、感染の拡大をうけ、より目元を強調したい人が増加。

店員がアルコール消毒やマスクでの接客など対策をとる中、まつげのエクステンションを、客の自前のまつげ、1本に対し3本ほど装着しています。一番人気は、160本のまつげエクステが付け放題という増毛コース。

GRAND EYELA・川崎まいさん「お客様の方からとにかく目力というか鏡で自分を見た時でも、(マスクで)ほぼほぼ目しか映らない状態になっていますので、本数多めのものを希望する人が増えています」

※営業の有無はHPでご確認下さい。

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長引く巣ごもり。売れ筋商品は、広がり続けています。