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感染者診療の日本人医師“外出制限徹底を”

2020年4月4日 17:58

アメリカ・カリフォルニア州で新型コロナウイルスの感染者の診療にあたる日本人医師が3日、取材に応じ、日本でも外出制限などで人と人の距離をとることを徹底すべきだと訴えました。

カリフォルニア州は、感染者が1万人を超えたものの、ニューヨーク州の10万人以上と比べると低く抑えられています。これについて、サンフランシスコ近郊の病院で感染者の診療にあたる湊医師は、全米で先駆けて出された外出禁止令の効果ではないかと指摘します。

ソノマバレー病院メディカルディレクター、湊あこ医師「最低限の人としか接しない徹底した対策でかなりの命が守られている」

また、日本で1日の感染者数が300人を超えたことは「かなりの脅威」だとして、首都圏を中心に早めに外出制限などの対策を講じるべきだと訴えました。

湊あこ医師「ソーシャルディスタンスをいかに実現するかが、かなりキーになってくるのではないか。(外出制限は)早すぎることはない」

病院側については、最悪の事態を想定して病床などを確保すべきだとしています。