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新型コロナ対策 飲食業界の様々なサービス

2020年4月3日 18:38
新型コロナ対策 飲食業界の様々なサービス

世の中で議論を呼んでいる話題について、ゲストに意見を聞く「opinions」。今回のテーマは「新型コロナ 飲食店への影響」。釣りアンバサダーで漁業ライターの中川めぐみさんに聞いた。

飲食店に特化したリサーチサービス「飲食店.COM」の調べによると、今年2月の売り上げが前年同月と比較して「減った」と回答した店舗が6割にのぼりました。

また、新型コロナウイルスが及ぼす影響について特に不安を感じていることについて聞いたところ、多い順に「売り上げの減少」「先行きが見えない」「家賃などの固定費の支払い」となりました。

ネットでは、「政府の支援策がわからず不安」「踏ん張りどころ、GWまで頑張ろう」「テイクアウトに力を入れています」といった声がみられました。

――中川さんにお話を伺います。まずはフリップをお願いいたします。

「時間や距離を越えた繋がり」です。

今は飲食店や宿はもちろん、その先にある産地もものすごく厳しい状況になってしまっています。もちろん新型コロナを拡大させないために自粛するのは非常に大事なのですが、その一方で、このように時間や距離を越えた繋がりの企画を色々やられている店舗さんが増えているため、そちらについてご紹介できればと思います。

――例えばどういったものがありますか。

まずは「時間を越えた繋がり」というところで、飲食店ではグルメサイトのキッチハイクさんと予約システムのトレタさんが共同で「応援早割」のサービスをやっています。こちらはウェブサイト上で自分が普段行っているお店のチケットを買うことができるものです。本当なら今こそ食べに行ってお店を応援したいという気持ちもすごくあるのですが、それができない中、先にチケットを買うことでお店にお金を落とさせていただいて、当面はそれを資金として運営をしていただき、新型コロナが終息したときには楽しく食べに行きますね、という時間を越えた繋がりです。

もう一つの「距離を越えた繋がり」。私の友人が北海道で鮮魚店を営んでいるのですが、観光地なので本来であれば産地の魚を産地で皆さんが食べていけるものが、今はできなくなっています。そこで「コロナ勘弁してくださいBOX」というものを作っていて、それを自社の通販サイトで売ることによって、産地の方の観光地ではけない魚を売っていくという動きです。

――消費者の私たちも嬉しいですし、お店の方も助かるというのがウィンウィンの取り組みですね。

まさしくそうなんです。やはり自粛が大事な中でも、少しでも今現在ワクワクできたり、未来に向けてワクワクできたり、そういうところをみんなで作っていけたらと思います。そして私もできる限りそこに対して色々な応援をさせていただけたらなというふうに思っています。

――目の前が暗くなりがちですが、やはり先の楽しみを作っておくというのも、いい取り組みかもしれないですね。

【the SOCIAL opinionsより】