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「日本のICUベッド数、伊の半分以下」

2020年4月3日 5:36
「日本のICUベッド数、伊の半分以下」

新型コロナウイルスの感染が拡大する中、「日本のICUのベッド数は、イタリアの半分以下だ」として、専門医が、日本の集中治療体制が脆弱(ぜいじゃく)であることを警告しています。

日本集中治療医学会は、理事長の声明を発表し、人口10万人あたりのICU(=集中治療室)のベッド数は日本では5床程度で、新型コロナウイルスによる死亡者が1万2000人を超え「医療崩壊」が指摘されているイタリアの12床程度と比べて、半分以下だと指摘しました。

さらに日本は、イタリアより高齢者が多いこともリスクが高い要因だと指摘しています。

西田修理事長は、死者の数から見た「集中治療体制の崩壊」は、非常に早く訪れることが予想されるとし、「集中治療室を十分に稼働させるために人材の確保が最重要だ」と呼びかけています。