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仏でコロナ治療の日本人医師「毎日瀬戸際」

2020年3月31日 14:17

新型コロナウイルスの感染拡大が続くフランスで治療にあたっている日本人医師がNNNの取材に応じ、重症患者への対応が瀬戸際にあるとの厳しい現状を語りました。

研修医・折口達志さん「(集中治療室が)うちはいま20床くらいあって、毎日埋まるか埋まらないかの瀬戸際なんですけど」

NNNの取材に応じたのは、パリ近郊の総合病院で新型コロナウイルスの肺炎患者の治療にあたる折口達志医師です。この病院では、一日およそ100人の重症患者を受け入れていますが、ベッド数を確保するため、助かる見込みが低い患者への集中治療を断念せざるを得ないケースが増えているといいます。

研修医・折口達志さん「(集中治療を行わない)そういった判断をとる先生は、やはり心身ともに削られていると聞きますし」

また、マスクや防護服の不足で交換の頻度を減らしたり、患者の最後を看取る家族を1人に制限しているといいます。

研修医・折口達志さん「1人しか立ち会えないというのは苦しく難しい状況ですけど、感染リスクや資材不足を加味すると、そういった対応を取らざるを得ない」

フランスでの感染者数は4万4000人を超え、医療崩壊が懸念される状況が続いています。