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『新時代へ』作曲者“上皇ご夫妻”の新曲も

2020年3月28日 21:06
『新時代へ』作曲者“上皇ご夫妻”の新曲も

この動画で流れている曲は、去年、皇室の「代替わり」を報じる日本テレビの番組で使われた『新時代へ』。今回、作曲者の佐藤直紀さんが新たに上皇ご夫妻をイメージした曲を完成し、話題のピアニストとの共演も実現した。

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平成から令和にかけての皇室の「代替わり」。それを伝える日本テレビ系の報道番組を彩った音楽が『新時代へ』だった。

この曲が、初めてCDとして発売されることに。日本の映画・ドラマ音楽の第一人者・佐藤直紀さんが手がけたものだ。今回、佐藤さんは、「平成」の時代、そして上皇ご夫妻をテーマに新曲を書き下ろした。

さらに、話題のピアニストとも初めて共演することに……。

藤田真央さん、21歳。去年、世界三大コンクールの一つ「チャイコフスキーコンクール」で2位に入賞し、世界から注目されるピアニストだ。

佐藤直紀さん「ひょっとすると、もう少し(テンポを)揺らすかもしれないですが、オーケストラとのバランスなので」

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いよいよ読売日本交響楽団との録音本番へ。新曲のタイトルは『平成~祈り』。平成の天皇皇后両陛下をイメージして書いたこの曲。佐藤さんは、特にピアノ演奏を得意とされている上皇后・美智子さまを意識したという。

作曲にあたり、佐藤さんは、上皇ご夫妻がたびたび被災地を見舞うなど常に国民に寄り添われてきた様子なども思い浮かべたという。

佐藤直紀さん「平成の曲を書くにあたって『祈り』というテーマ。それだけでなく『願い』ということも込めた。より良い未来になるために、僕たちは努力をし続けなければいけない」

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平成10年生まれで、「平成とは平和に過ごせた青春時代」と話す藤田さんは──

藤田真央さん「50年、60年と生きて過去を振り返った時に、懐かしさを感じるみたいな、そういった曲。後にそう思えるような時代が来ればいいですね」

さらに、昭和をテーマとした『ALWAYS 三丁目の夕日』の名曲も新たに録音。佐藤直紀さんの新しいアルバムは、5月に発売される予定。