成田で“検疫漏れ”米から90人以上が入国
厚生労働省は26日にアメリカから入国した90人以上について、検疫の漏れがあり、本来の検疫を行わずに入国させていたことを発表した。
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、日本時間26日から、アメリカからの入国者は空港から公共交通機関を使わないことや14日間、自宅などで待機し外出しないことなどが要請される検疫強化の対象となっていた。
しかしながら、成田空港検疫所は26日午後、シカゴから成田に到着した全日空11便の乗客76人、乗員16人について通常の検疫しか行わずに、そのまま入国させたという。
時差の計算を誤っていたためということで、検疫所は名簿を取り寄せ、改めて乗客らに14日間の待機や公共交通機関を利用しないことなどを要請するという。