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ハートの絵を描いてインスタに投稿

2020年3月23日 16:02
ハートの絵を描いてインスタに投稿

知っておきたいデータや情報をひもとく「input」。今回のテーマは「ハートプロジェクト」。「ビジネスレザーファクトリー」の代表を務める原口瑛子さんに話を聞いた。

この「ハートプロジェクト」ですが、作家でアーティストの大宮エリーさんが企画したプロジェクトです。

今、新型コロナウイルスの影響で、多くの学校がお休みになっています。そんななか、家で退屈している子どもたちに、ハートを描いてもらい、それを集めて大きなハート作品を作るという企画なんです。

子どもたちに、ハートの絵を描いてもらい「#onehearttobiglove」(ワンハート トゥ ビッグ ラブ)のハッシュタグをつけてインスタグラムにアップしてもらおうというものです。

ハッシュタグ「#onehearttobiglove」(ワンハート トゥ ビッグ ラブ)をつけて描いたハートを26日までにインスタグラムにアップしてください。制作過程の写真や動画も一緒に募集中ということです。


――原口さん。この「ハートプロジェクト」について、どう思われますか?

やっぱりコロナウイルスの影響で、いろんなものが自粛になっていて子どもたちもですね、家にいる時間も長いかなと思いますが、素晴らしい取り組みだなと思います。

やっぱり経済活動も含めて企業の活動も、いろんなことが自粛になっていて、企業としても何をすべきかというか、何ができるんだろうっていうのをすごく考えるきっかけになったと思っています。

私たちもこの数週間、何ができるんだろうということをずっと考えていて私たちにできることを実行していっています。


――どんなことですか。

私たちの場合は、経営理念が「世界中の『働く』を楽しく」としているので、やっぱり働く人たちが楽しいっていうことをつくっていきたいなというふうに思っています。

そこで、着目したのが、学生の人たちが卒業式を迎えることがかなわなかった。卒業式というのは一生に一度だと思うんですね。しかも、社会への門出でという。

そういうことを迎えられなかった人がたくさんいたので、彼ら、彼女たちに本革の手帳カバーをプレゼントする企画をやりまして、2日間で受付終了するぐらいの応募をたくさんいただきました。少しでも社会の役に立てればなと思ってこのような活動をしました。


――届いた人からの反応などありますか。

最近ですね、SNSとかでもいろいろ記載していただいてまして、すごく印象的だったのが、自分が社会人になったときに社会で困ってる人がいたら、自分が今度は社会に対して恩返しをしていきたいというようなコメントをいただきました。それはすごくうれしかったですね。


――原口さんの活動はそうですけれども、例えば芸能人の人とかアスリート、保育士の方が動画をアップしたり、本当に今回のことで人の温かさというのを再確認した人も多いかもしれませんね。


■原口瑛子さんプロフィル
ビジネスレザーファクトリー代表。原口さんは「貧しい人々の役に立ちたい」と大学院卒業後、国際協力機構(JICA)に入構。その後、ソーシャルビジネスで社会問題を解決したいと2015年にボーダレス・ジャパンに入社。2017年 ビジネスレザーファクトリーの代表に就任しました。ビジネスレザーファクトリーは全国17店舗に拡大。バングラデシュの工場では600人以上の貧困層の雇用を生み出しています。

【the SOCIAL inputより】