イタリアから羽田空港に帰国した男性２人の感染が確認された。

感染が確認されたのは、２０代の男性と１０代の男性の２人。厚生労働省によると、２０代男性は今月２日からイタリアに、６日からはフランスに滞在し、アラブ首長国連邦経由で１３日に帰国していた。また、１０代男性はイタリアに半年間滞在し、ドイツ経由で１４日に帰国していた。

いずれも日本国籍で、検疫所の診察時には症状はなく、イタリアの流行地域に滞在歴があるため検査を行ったところ、陽性が確認された。２人はすでに都内の病院に入院しているという。

一方、東京都では新たに男性３人が新型コロナウイルスに感染していたことが確認された。都によると、新たに感染が確認されたのは、いずれも都内に住む２０代の公務員の男性と、３０代の会社員の男性、６０代の教員の男性。３人とも軽症だという。

２０代の男性は調布市役所の事務職員で、先月２８日から今月７日までイタリアのヴェネト州に滞在し、帰国後の今月１０日に発症、１５日に感染が判明した。帰国してから１５日まで出勤はしていないという。

６０代の男性は、神奈川県内の学校に勤める教員だが、学校は休校していて、生徒との接触はなかったという。

神奈川県でも、新たに５０代男性の新型コロナウイルスへの感染が確認された。県によると、この男性はライフ鎌倉大船モール店の店員で、今月１０日に３７．４℃の熱が出たが、その日はマスクを着用した上で、商品の棚卸しなどの作業を行っていたという。

ライフ鎌倉大船モール店は、店内を消毒するなどして、１６日まで臨時休業するという。