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さいたま市、朝鮮学校などにもマスク配布へ

2020年3月13日 21:35

さいたま市は13日、新型コロナウイルスの感染拡大防止のための備蓄していたマスクの配布先を巡って、当初除外されていた朝鮮学校などにも配布することを明らかにした。

さいたま市ではこれまでに、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するために、市内の幼稚園や保育園などに備蓄のマスク約9万枚を配布していた。その際、市内の朝鮮学校の幼稚部などは配布の対象外になっていたことから、朝鮮学校の保護者が市に抗議するなど問題となっていた。

市によると、新たに3万枚のマスクを用意できるめどがついたということで、これにより、すでに配られていた幼稚園や保育園などだけでなく、朝鮮学校の幼稚部や市立小学校、私立の小学校などにも配布する方針だという。

一方で、配布先を拡大した理由については、「朝鮮学校からの抗議を受けたためでなく、医療関係や保健所から備蓄のマスクを学校に配布できるめどがついたため」としている。