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埼玉県寄居町 町の魅力をブランディング

2020年3月13日 16:38
埼玉県寄居町 町の魅力をブランディング

埼玉県寄居町が取り組む、町の魅力をブランディングして地域活性を目指すプロジェクト、LAYERS HOOP YORII(レイヤーズフープ寄居)。特徴は県外町外の、地域づくりに興味のある人たちが、町の人たちと一緒に取り組むところです。

東京から参加した女性「人が集まるという場づくりに興味を持ち始めた」

東京から参加した男性「(町の)中の人たちだけじゃなくて、外の人もみたいな融合している感じがおもしろい」

都心から電車で1時間半、アクセスもよく、周囲を山に囲まれた自然豊かな寄居町。その魅力のひとつに、独自の豚肉食文化があります。

かつて養豚場があった寄居町では“焼き鳥”といえば豚のカシラ肉を使うなど、昔から新鮮なホルモンを食べる習慣がありました。この“豚肉食文化”をブランディングするプロジェクトとして、新しい豚肉メニューや、新商品の開発を企画。豚肉を使ったメニューを“寄井メシ”として、広く知ってもらうよう活動します。

町の事業者と一緒に進めるプロジェクトもあります。一度の染色で複数の色に染める“オーロラ染め”という技法で、企業から受けた製品を染色している『きぬのいえ』。

今回のプロジェクトでは、一般向けのサービスとして、古着を回収して染め直す事業を立ち上げました。染め直すことで、色あせたりシミができたりした洋服を生まれ変わらせます。他にも、染色事業を知ってもらおうと、工房の見学や体験イベントを通して、積極的に発信するという案も挙がりました。

きぬのいえ・吉田昌弘さん「外から来られた方の新しいアイデア、そういったものを融合させられる」

参加者が町の事業者と議論を重ねながら一緒につくりあげることで、長期的に町と関わる人を増やしたいと考えています。

まちづくり寄居・上田嘉通タウンマネージャー「地域の中だけで考えていくのは、なかなか新しい発見は出てこないと思うので、外の人の新しい目線とか価値観とか借りながら、さらに新しい価値を発見して生み出していくっていうことが、今回のプロジェクトの特徴かなと思っています」

【the SOCIAL viewより】