新型コロナウイルスの感染拡大によりマスク不足が続く中、政府は、保有しているマスクのうち、約２５０万枚を民間に提供できることを明らかにした。

内閣府が国会に提出した資料によると、２２の省庁などのマスクの保有枚数は今月６日時点で約６４１万枚となっている。保有枚数には日常業務で使用するものも含まれているため、政府は、このうち２５０万１０００枚を民間に提供することが可能としている。

政府は医療機関や介護施設へのマスクの供給を円滑に行うため、９日、厚生労働省と経済産業省、総務省の職員、合わせて約４０人からなる「マスクチーム」を立ち上げた。

今回、提供可能とした約２５０万枚の提供先や提供時期については、今後、このマスクチームで調整するという。