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コロナ“抗体”検出 インフル同様の検査へ

2020年3月9日 20:10
コロナ“抗体”検出 インフル同様の検査へ

横浜市などは、新型コロナウイルスに感染するとできる「抗体」を、患者の血液から検出したと発表した。今後、インフルエンザと同じような簡単な検査の開発につながる可能性がある。

人があるウイルスに感染すると、それに対抗する「抗体」ができるため、「抗体」の有無を調べれば感染を検査できる。

横浜市立大学と横浜市は、特殊なタンパク質を使用し、2種類の方法で、新型コロナウイルス感染者の血液からこのウイルスに対する「抗体」を検出することに成功したと発表した。

2種類の方法のうちの1つは、現在のインフルエンザの簡易検査と同じ方法。いずれも特殊な装置を使わず短時間で判定でき、また血液を使うため、医療機関での二次感染のリスクも少ないということだが、血液中に抗体ができるのに時間がかかるため、発症後7~10日程度経過した患者に適しているという。

今後、臨床研究などを進めて実用化を目指すとしている。