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令和元年台風被害復興支援応援プロジェクト

2020年3月6日 17:20
令和元年台風被害復興支援応援プロジェクト

ゲストがイチオシのソーシャルグッド、アイデアグッドなモノやコトをご紹介いただく「recommend」。ディスカバー・ジャパン代表の高橋俊宏氏の一押しは「令和元年台風被害復興支援応援プロジェクト」。


――こちらはどういったプロジェクトですか。

今、コロナで大変ですけれども、皆さんも記憶に新しい台風19号の被害が大変だったと思うのですが、その復興の支援としまして復興以上のプロジェクトが今進んでいるっていうことをご紹介したいと思っております。

実は今月発売の「Discover Japan」なんですけれども、紙面でも紹介しているのですが、被災をされたいろんな地域をクローズアップしております。

こちら(開いているページ)は長野ですね。長野で被災された酒蔵さんがありまして、そこを復興するという意味で、こちらの男性は今香港で日本酒の燗(かん)付け師として活躍しながら、香港でも非常に評価の高いレストランをやられています。

その彼に長野の被災された酒蔵の方に行って視察をしていただきました。飯山エリアで、飯山の食材や料理とかを見つつ、被災された酒蔵の復興を応援して、お酒とのマリアージュといいますか、そういうメニューを作る。地域ブランドにつながるようなことを今やっていただいています。

あともうひとつが福島です。福島も北の方が被災したのですが、伊達というエリアは実はニットの産地でして、そこの工場もかなり浸水して大変でしたが、そこにはファッションプロデューサーの佐藤美加さんという方に行っていただきました。

彼女は福島出身でもあるんですが、伊達エリアに入っていただいてそのニットの良さを視察してもらいました。そして今度は「伊達ニット」という“地名”と“伊達かっこいい”という意味も兼ねまして、新たな地域ブランドを作ろうというプロジェクトが今スタートしました。

これは経産省でやられているプロジェクトなんですけど、ただ単に被災して補助金を出すだけではなく、今後将来や未来につながるということを形にしているという非常に意義のあるプロジェクトになっています。


――消費者側も新しい発見がいっぱいあってすごく楽しいですよね。素敵だと思います。


■高橋俊宏氏プロフィル
出版社で建築やデザイン、インテリア雑誌の編集を経て、2008年雑誌「Discover Japan」を創刊。日本文化の魅力を発掘発信し続けてきた。そして2018年、そのブランド力を生かしさらなる展開を視野に株式会社ディスカバー・ジャパンを設立。代表取締役・統括編集長を務めている。情報発信にとどまらず日本文化の魅力をイベントや新規事業の開発に結びつける「日本文化のプラットフォーム」を目指している。

【the SOCIAL recommendより】