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海でゴミを集めて楽器に 癒やされる音色

2020年3月4日 15:23
海でゴミを集めて楽器に 癒やされる音色

海洋ゴミが素敵な楽器に変身。これは、不燃ゴミで作られた楽器。その名も“フネンゴニ”。アフリカの民族楽器“ンゴニ”をモデルに作られています。ボディは漁に使われるブイにブルーシートを張ったもの。ネックは流木。弦は釣り糸。すべて、海岸に落ちていたゴミだったものです。

このウインドチャイムの材料はアルミ缶。海で拾ったアルミ缶を溶かし、型に流し込んで作られました。作ったのは、パーカッショニストの大表史明さん。大表さんは定期的に海に通い、楽器の材料になるゴミを集めています。海に近い河口には、ゴミがたくさん。拾ったのはスチール缶。底をこすると…

大表さん「音程が変わるんです」

工夫を凝らし楽器にしています。これまでに作った海洋ゴミ楽器は約20種類。三味線ならぬ、五味線(ごみせん)や、プラスチックの筒でできた笛。マリンバラフォンは、流木で作った木琴の音をペットボトルで響かせています。これらの楽器は、実際の演奏会でも使われています。

大表さん「まず音楽を楽しんでほしい。楽しんでもらったうえで、海洋ゴミの問題も伝えていけたら」

【the SOCIAL viewより】