共働き家庭児童に小学校開放も さいたま市
新型コロナウイルスの感染拡大防止のための政府の要請を受け、全国の多くの学校が2日から臨時休校となっている。さいたま市でも2日から臨時休校が始まったが、両親が共働きで預け先がない子どもは小学校で受け入れる対策をとっている。
さいたま市の北浦和小学校には、2日朝、全校児童およそ700人のうち小学1、2年生を中心におよそ50人が集まった。
市によると2日から臨時休校が始まった市内の小学校104校を共働きの親を持つ児童を対象に午前8時から午後2時30分まで開放する。児童たちは感染防止のため、離れた席に座り自習をするという。
保護者「仕事の折り合いがつかないので本当に助かりました」「子どもの方がストレスを感じると思うのでサポートできるところはしたい」
小学校の解放は今月13日まで行う予定。
一方、自治体によっては準備が足りないことなどを理由に休校の延期や見送りの措置をとっていて、群馬県太田市では市立小学校26校すべてを休校にしないと決めている。ただし、登校するかどうかの判断は保護者に任せ、休んでも欠席にはしないという。