小2男子発案で“迷惑駐輪”2割削減?
13日、大阪府豊中市の小学2年生・本多優人くん(8)を訪ねた。優人くんが自転車の迷惑駐輪をなくすために考えたのが「チューリップの花壇」。と思いきや…目の錯覚を利用して花壇の絵が立体的に見えるトリックアート。なぜこのアイデアを考えたのだろうか。
本多優人くん「きれいな物の上に物を置く人はいないから、絵を考えました」「(トリックアートで)立体的に見えたら本物に見えるからです」
豊中市によると、駅や商業施設を利用する人の迷惑駐輪がひどい場所だった。そこで市と事業者と大阪大学が主に市内の小学生対象に「シカケコンテスト」としてアイデアを募集。
優人くんのアイデアが選ばれ先月から、効果を検証するための社会実験が行われている。
豊中市によると、これまでは平均して50台以上あった迷惑駐輪。しかし、トリックアートの設置後は2割ほど減っているという。
この成果について優人くんは――。
本多優人くん「駐輪の数がもうちょっとだけ減ったらいいと思います」
Q.本当はどうなってほしい――?
本多優人くん「本当だったら全部(迷惑)駐輪がなくなってほしい」
豊中市都市計画推進部・松木悟さん「本多くんの思いをみなさんくみ取っていただいて、良心に沿って迷惑駐輪はやめていただけないかなと」
優人くんのアイデアを基にした社会実験は4月中旬まで行われる。