新型コロナウイルスの集団感染が起きているクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」で新たに乗船者３９人、さらに検疫官１人の感染が確認された。

クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」は１２日午前９時前に接岸した。

加藤厚労相「３９名について陽性が確認をされました。クルーズ船で検疫を行っていた職員１名について、昨日、新型コロナウイルスに感染していることが判明しました」

加藤厚労相は、１２日朝、「ダイヤモンド・プリンセス」の乗船者で新たに乗客２９人、乗員１０人、計３９人の感染が確認されたと発表した。３９人は１０代から８０代で、日本人は１０人、アメリカ人が７人、中国、オーストラリア、フィリピン人がそれぞれ４人となっている。

これで、乗船者で感染が確認されたのは１７４人となった。

これまでに感染が確認され入院している人のうち４人が重症で、このうち３人が日本人で６０代と７０代だという。このうち２人が集中治療室（＝ＩＣＵ）で治療を受けているという。

また、今月３日から４日まで乗客の体温測定など、検疫を行っていた男性検疫官１人も感染が確認され、現在、入院しているという。

感染が確認された３９人は、順次、医療機関に搬送される予定。