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LINEのように連絡が取れるぬいぐるみ

2020年2月5日 15:32
LINEのように連絡が取れるぬいぐるみ

ゲストいち押しのソーシャルグッドなヒトやモノを紹介していただく「recommend」。マモル代表のくまゆうこさん、イチオシは「コミュニケーションロボットTELLBO」

――コミュニケーションロボットTELLBOとは一体、何でしょうか。

これは、くまのぬいぐるみなのですが、使われているのはおじいちゃん・おばあちゃんとそのご家族です。これをおじいちゃん・おばあちゃんの家に置いておいて、例えば私が家族だとしたら「今日は元気?」とスマホのアプリで文字にして送ると、このくまがしゃべってくれる。今度、それを受け取ったおじいちゃん・おばあちゃんが、くまのおなかを押して「元気だよ」と言えば、それが今度は文字になって私のスマホのアプリに届きます。

――なるほど。おじいちゃん・おばあちゃんでもしゃべれば、LINEのように言葉の交換が出来るということですね。

はい。形を変えて、LINEのようなやりとりが出来ます。

――使ってみた方々の声はどうでしょうか。

「セールをやってる」とか「電車が止まった」といったような、わざわざ電話するのは…、と思うような日常のささいなことも、これがあることによって連絡が出来る気軽さはありますね。

――私も両親が2人で住んでいるので心配で、なにか状況が分かるようなものがあるといいなと思っていたのですが、この子がいればということですかね。

ドアにセンサーをつけることによって、ドアが開いたかどうかも分かります。あとは薬を飲む時間が決まっているのであれば、毎日4時とかに「薬を飲む時間だよ」とくまさんがしゃべってくれたりもできる。いろいろなコミュニケーションがとれます。

――存在感があるので、ひとりぼっちじゃないという感覚が生まれそうですね。

私がいいなと思ったのが、ぬいぐるみに向かって話すというのは時代を逆に行っているように感じるのですが、LINEなどを使えない世代もいるわけです。そうしたおいていかれた世代の人たちを、おいていかれないようにするというところはすごくいいところだと思いました。


■くまゆうこさんプロフィル
マモル代表。子どもや保護者が使ういじめの検知WEBサービスや、SNSいじめ、ネットリテラシーに関する講演セミナーを行う。IT企業でコンテンツ企画やマーケティングを担当。フリーランスを経て、以前から問題意識のあった「いじめ」を少しでもなくしたいという思いから、2018年に株式会社マモルを設立した。テクノロジーでいじめやハラスメントを早期発見し、少しでも悩む人が少なくなる社会を目指す。

【the SOCIAL recommendより】