×

アピアランスケア 見やすいリーフレット

2020年2月4日 15:38
アピアランスケア 見やすいリーフレット

ゲストいち押しのソーシャルグッドなヒトやモノを紹介していただく「recommend」。NPO法人「がんノート」代表理事の岸田徹氏、いち押しは「アピアランスケアリーフレット」。

――アピアランスケアリーフレットとは一体、何でしょうか。

アピアランスケアは「外見のケア」のことを指すのですが、横浜市と国立がん研究センター中央病院アピアランス支援センターが一緒になって、このリーフレットを作りました。このリーフレットは4種類ほどあって、すごくわかりやすくA4の裏表で書かれています。こちらには、例えば、髪が抜けますと言われたらということで、抗がん剤治療をして髪の毛が抜けてきても、すぐには抜けませんと書いてあります。僕も抗がん剤治療をして、髪の毛が抜けたときにすぐ抜けてしまうのかなと思っていたのですが、意外と2~3週間かけて抜けていく。だからその間にしっかり準備ができたりするので、慌てなくてもいいといったことが。普通こういう手引書は文字ばっかりだったりすると思うのですが、ビジュアル付きですごくわかりやすくまとまっています。

――特に書いてあるのは、「ネット情報に惑わされない」ということですが、大事なことですよね。

いろいろな情報が今あふれているので大事です。しっかりどこが出典元か、例えばこのリーフレットだと横浜市や国立がん研究センター中央病院になります。ネットでダウンロードもできるので、横浜市の中だけにするのではなく、全国の人に知ってもらいたいなと思って今日はこれをご紹介させていただきました。

――周りでお困りの方がいれば、この情報をお伝えしてあげるということも1つの活動でしょうか。

患者さんは自分で知らないケースもある。周りのサポートということで、「こういったものもあるよ」と伝えることによって喜ばれるのではないかと思います。

――横浜市医療局さんからご提供いただいておりますが、こちらはホームページでもダウンロードできるということです。ご活用ください。

■岸田徹氏プロフィル
NPO法人「がんノート」代表理事。25歳と27歳でがんを経験。当時、5年生存率は50%。それでも前向きに治療に取り組んだ。希少がんだったということで、情報も少なく落ち込むなか、先輩がん患者のブログ情報などで希望をみつけたという。患者が発信する情報は、誰かの希望になる。そんな思いで、仕事や家族、お金のことなど、がんを経験した患者の生の声を発信しつづけている。

【the SOCIAL recommendより】