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春闘交渉スタート 経団連vs連合

2020年1月28日 12:46
春闘交渉スタート 経団連vs連合

企業の経営側と労働側が賃上げなどをめぐり交渉するいわゆる“春闘”がスタートした。

経団連と連合は28日朝、春季労使交渉に向けた議論を行った。経団連は、賃上げの勢いを維持することを掲げる一方、これまでの勤続年数に応じて給料が上がるシステムの見直しを提案している。

経団連・中西会長「賃金上昇のモメンタム(勢い)が大事。それはもう共通認識だよね。一律ベアが何%で全体の水準がいくらだってもうそういうことを言えない時代になりましたよねと」

経団連が、役割や成果に応じた賃金制度を提案しているのに対し、労働組合の全国組織、連合は中小企業や非正規の賃上げが取り残される懸念を示した。

連合・神津会長「どうやってしぼんできた日本をもう一度膨らませていくのか。その中で賃上げっていうのも非常に大きい要素」

賃上げなどに関する各企業の労働組合への回答は3月の上旬から段階的に出てくる予定。