×

菅原氏が公の場に “公選法違反”説明せず

2020年1月20日 11:56
菅原氏が公の場に “公選法違反”説明せず

公職選挙法違反の疑いが指摘され、辞任した菅原前経済産業相が、およそ3か月ぶりに公の場で取材に応じた。

菅原氏は経産相を辞任した際、「説明責任を果たしていきたい」と述べていたが、告発状が出されたという報道があることを理由に一切、説明しなかった。

自民党 菅原前経済産業相「ご迷惑おかけしたことを心からおわび申し上げる次第です。告発状が出されるという報道がございますから、当局のほうからその要請があればしっかり誠意をもってお答えをしたいと思いますし、その上で全面的な協力をしていきたいと思います。その上で、適切な時期を見てしっかり説明をさせていただきたいというふうに思っています」

菅原氏をめぐっては、公職選挙法に違反して選挙区の有権者に金品をおくったり、秘書が香典を渡したりした疑惑などが浮上している。記者団からは「捜査当局からの要請の前に説明しないのか」などと質問がでたが、答えなかった。

辞任後、国会を欠席していた理由については「睡眠障害のため」などと説明した。また、議員辞職や離党の考えはないと話した。

一方、同じく公選法に違反した疑いが指摘されている自民党の河井案里参議院議員は20日も詳しい説明を避けた。

自民党 河井案里議員「私の不十分な説明しかできないわけでございますので、(国民は)納得はしてらっしゃらないだろうなということを心苦しく思っております」

また、自身の秘書が広島地検から任意で事情聴取を受けていることについては、内容などについて「一切知らされていない」として、詳しい説明はしなかった。