×

米イラン緊張高まる…日本の対応に専門家は

2020年1月7日 5:40

アメリカがイランの革命防衛隊の司令官を殺害したことで、イランとの緊張が高まっているが、6日夜の「深層NEWS」では、日本の対応について議論が及んだ。

中東への自衛隊派遣の判断について専門家は…。

元外交官・宮家邦彦氏「日本には日本の国益がある。そして、石油の一種の生命線『シーレーン』を何らかの形で守っていかなければいけない。日本独自では無理だが、いろいろな国々と協力しなければいけない。有志連合に入るかどうかは別にして、こういう形で日本がイニシアチブをとって、出ていくというのは決して間違いではない」

元国連北朝鮮制裁パネル委・古川勝久氏「日本の会社が運航するタンカーが攻撃された。ですから守るというのは当然のことだと思う。イランとの関係を踏まえて、比較的おさえた形で自衛隊が今回派遣されるが、本質的には日本のタンカーの護衛について、近い将来、考えなければいけない」

また、古川氏は「今年、オリンピックを迎える日本は正念場だ。トランプ大統領に理性的な行動をとるよう働きかけつつ、両国の仲介ができないか考えるべきだ」と指摘した。