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時短に貢献!「モバイルオーダー」とは?

2019年12月31日 8:29
時短に貢献!「モバイルオーダー」とは?

キャッシュレス元年とも言われた2019年。現金を極力減らしてかさばらないミニ財布を持つ人も多く見られるようになった。

外食業界でも、消費者の多様なライフスタイルに対応できるよう、スマートフォンの専用アプリから事前に注文や決済ができるキャッシュレスサービスが広がりつつある。

日本マクドナルドでは、事前に好きな商品を選んで注文し、店舗に到着したら素早くできたての商品を受け取ることができる「モバイルオーダー」と呼ばれるキャッシュレスサービスを2019年1月から開始し、これまでに35県およそ1150店舗で導入している。

2020年中には、全国47都道府県で展開予定で、マクドナルドの幅広い顧客層のそれぞれの“時間の使い方”に対応していく形だ。

一方、スターバックスコーヒージャパンでは、2019年6月から「モバイルオーダー&ペイ」と呼ばれるサービスを導入。当初はビジネスマンがテイクアウトなどする際に迅速に商品を受け取れるようにと導入したサービスだったが、子連れのユーザーなどが手荷物で手がふさがっているような場面も想定し、店内飲食での活用も進められている。このサービスは、東京都内や大阪、名古屋でおよそ330店舗に広がっていて、2020年には全国展開を目指すということだ。

さらに、スターバックスでは、キャッシュレス決済を促進することで、同時に得られる顧客が選んだメニューや購入した時間帯などのデータを生かして、将来的には消費者ごとに商品をレコメンドする機能も加え、今後の売り上げの増加につなげていきたいとしている。

キャッシュレス決済の動きが加速している今、このように外食業界では、注文から決済をスマートフォンで行う新たなサービスの導入が次々と進められている。

新サービスの開発にあたっては、スマホの操作が苦手な高齢者などにもいかに利用しやすいサービスにしていくかというのも今後の課題になるだろう。