クリスマスなのに!主役のイチゴが“品薄”
クリスマスは、特別な料理やケーキを食べて過ごすという人もいるのではないだろうか。そのケーキの主役ともいえるイチゴが品薄状態になっているところがあるという。何が原因なのか?
子供たちにプレゼントを渡すサンタクロースに、人気者のトナカイ。24日はクリスマスイブの日。そのクリスマスに彩りを与えるのは、真っ赤に輝くイチゴ。
「イチゴ」専門店では、この時期の限定商品として、イチゴと生クリームがコラボした「天使のパンケーキ」に、栃木県産「とちおとめ」がふんだんに積み上げられた「いちごパフェ」を提供。
芳醇(ほうじゅん)で甘酸っぱいイチゴだが、今ある問題に直面しているという。
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クリスマスに向けた予約などでにぎわう都内のお店。いちごを使った様々なデザートを販売しているが…。
Patisserie&BoulangerieHARU スーシェフ・三嶋紀子さん「今だと(一日に)14~15パックくらい(使う)、前年に比べて10%から15%ほど上がっている感じです」
クリスマスケーキの主役“イチゴ”の仕入れ値が、去年に比べ、10から15%、高騰してしまったという。
スーシェフ・三嶋紀子さん「イチゴをメインで使っているケーキも多いので、お店としてはダメージはあるが、イチゴを減らすことなくそのまま続けている」
いったい、なぜ、高騰したのだろうか。
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栃木県のイチゴ農家を訪ねると…。
いちご農家・野口英雄さん「(Qあとどのくらい出荷までかかる?)10日くらいかかります」「(Q10日で赤くなる?)10日から15日くらいかかります」「今年は(生育が)遅れています。20日くらい遅れてますね」
熟していない青いイチゴが。今年は例年に比べ生育が遅れているという。
今年、列島を襲った台風や夏の日照不足。その影響で去年に比べて、収穫量が減少。クリスマスに向けた出荷も一部、間に合っていないことから、イチゴが“品薄状態”となり、高騰しているという。
冬の味覚、イチゴ。来月には、出荷が追いつくイチゴ畑もあるという。