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ボクだってできる!5歳児の富士登山に密着

2019年12月18日 13:52
ボクだってできる!5歳児の富士登山に密着

5歳の園児たちが、富士山のてっぺんを目指しました!

園児「わーん」「もうできないよ~」

お母さん「出来る。出来る!」

富士のふもとにある若木保育園では、普段の散歩で2時間以上、1万5000歩以上の山歩き。

金子義男園長「この屋上から見えるところ全てが『園庭だよ』っていう発想なんですね。(富士山登山は)普段の散歩をもうちょっと長くしようというような発想」

この鍛えられた園児たち最大のイベントが、日本一の富士山への挑戦!

園児「(富士山は)世界一高い」

8月22日、ついにその日が。出発式で宣言したのは―

園児「富士山で花火をしてきます」

高山病にならないように、ゆっくり1時間かけての準備体操。さあ、出発!日本一の山、富士山に5歳児が挑みます。親は後ろからついていきます。子どもに、手を貸してはダメというルール。携帯や、カメラも禁止。頑張る子どもの姿を、自分の目に焼き付けて欲しいからです。

先生「やったー」

1日目は足慣らし。7合目の花小屋に到着。

園児一同「よろしくお願いします」

今日のメニューは先生が作った、カレーうどん。

園児「おいしい!」

夕食の後には、お待ちかねの花火。夕方6時半。みんなもうぐっすり。明朝、初めて見る雲海が目の前に広がっていました。

園児「すごい!」

きょうは、下山も含めると10時間以上の強行軍です。登り始めてすぐ、富士山が子どもたちに牙をむきます。背丈をゆうに越す岩場、空気も薄くなってきました。とうとう涙が…

先生「すずなちゃん、ここ泣く所じゃないから。大丈夫いけるよ」

いよいよ8合目、標高3000メートル。手伝ってあげたい、そんな気持ちを親はぐっとこらえます。

園児「できない」

お母さん「出来る」

園児「できない」

お母さん「出来る」

園児「できないです~」

お母さん「出来る!」「(出会った人から励まされて)頑張れだって。は~い、頑張ります!」

標高3776メートルの頂上は、もうすぐ。

お母さん「やったー!みんなが登ってきたよ」

登頂成功!

お父さん「疲れちゃった?」

やっと、パパとママに抱っこ。

一同「バンザイ!バンザイ!」

苦しくても、涙がこぼれても、やり遂げられることを知った夏の1日でした。


※2010年9月放送、山梨放送で制作したものをリメイク

【the SOCIAL×NNNドキュメントより】