×

北大使“非核化はテーブルから外された”

2019年12月8日 8:42

北朝鮮の国連大使は7日、アメリカとの交渉について「非核化はすでに交渉のテーブルから外された」とする声明を出し、改めてアメリカをけん制した。

北朝鮮の金星国連大使は7日、報道機関に宛てた声明で、アメリカが非核化交渉の継続を主張することは、「国内政治に都合よく使うための時間稼ぎだ」と非難した。

その上で、「長々と協議する必要はなく、非核化はすでに交渉のテーブルから外された」と、協議の打ち切りを示唆し、アメリカをけん制した。

北朝鮮は、アメリカが敵視政策をすべて撤回することが交渉再開の条件としていて、国連安保理が開催を調整していた北朝鮮の人権問題を話し合う会合についても「アメリカの敵視政策を支持するものだ」とする書簡を出して反発するなど、国際社会に対する揺さぶりを強めている。

一方、トランプ大統領は、「金委員長とは良い関係だ」と強調しつつも、挑発的な行動への自制を促した。

トランプ大統領「もし北朝鮮が敵対的に行動したらそれは驚きだ」さらに「金委員長は私が大統領選を控えていることを知っている。それを妨げようとはしないだろう」などと述べている。