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温室効果ガス濃度が“過去最高”WMO警告

2019年11月26日 13:02

WMO(=世界気象機関)は25日、温室効果ガスの平均濃度が観測開始以来、最も高い数値となったと発表し、「将来、深刻な温暖化の影響を受けることになる」と警告した。

WMOは、地球温暖化の原因となる主な温室効果ガスの一つ、二酸化炭素について、去年の世界の平均濃度が約407.8ppmとなり、観測開始以来、最も高い数値になったと発表した。これは、産業革命前の水準の約1.5倍にあたるという。

WMOは、「このままでは、将来の世代が異常気象や海面上昇などの深刻な影響を受けることになる」と警告している。

来月、スペインで開かれる気候変動に関する国際会議「COP25」では、日本を含む先進国に対し、温室効果ガスの排出削減を求める声がさらに強まる可能性がある。