×

課題解決しないまま習主席を国賓に…異議

2019年11月12日 5:17

日本政府は、中国の習近平国家主席を来年春に国賓として招く予定。11日夜の深層NEWSに出演した自民党の佐藤・前外務副大臣は、北海道大学の教授が中国に拘束されている問題など、日中間の課題を解決しないまま国賓として招くことに異議を唱えた。

自民党・佐藤正久前外務副大臣「4月に(習近平主席を)国賓と決めたときには、香港の問題は起きていなかった。加えて北海道の大学教授が拘束されていることもなかったので、4月とは若干状況が違うので、そういう“トゲ”を抜かないと、尖閣の問題もあれば日本食品の輸入規制の問題もある。4つのトゲを抜かないと、なかなか簡単に国賓という訳にはいかない」

これに関連して明治大学講師の近藤大介氏は、1998年の当時の江沢民主席の来日の際のように、日本に招いた上で、言うべきことを言い合って議論すべきではないかとの考えを示した。

また、東洋学園大の朱教授は、日本は中国に対してどう振る舞えば世界で歓迎されるかといった建設的アドバイザー役になるべきだと指摘した。