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「ベルリンの壁」崩壊から30年 記念式典

2019年11月10日 8:16

東西冷戦の象徴だったドイツ・ベルリンの壁が崩壊してから9日で30年を迎え、現地で記念式典が行われた。

記念式典は実際の「ベルリンの壁」の一部が残る場所で行われた。ドイツのメルケル首相のほか、当時、ソビエトの影響下から民主化した東ヨーロッパ諸国の首脳らが参加し、犠牲者の追悼と平和への祈りをささげた。

幼少期から青年期まで東ドイツで過ごしたメルケル首相は、「東ドイツの独裁体制下で、あまりにも多くの市民が犠牲になった。人々を分かち、自由を制限する壁はいかに高く、長くとも、必ず倒すことができる」と述べた。

東西冷戦の象徴だったベルリンの壁は1989年、東ドイツ側の市民が自由を求めて国境に殺到し、崩壊した。30年がたち、ドイツでは東側だった地域を中心に、反移民を掲げる政党が勢力を伸ばすなど排外主義が広がる機運が生まれている。冷戦終結後、重んじられてきた自由や民主主義といった価値観を国民が共有していけるのか、ドイツは大きな岐路に立たされている。