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オーストリアで日本側が展覧会公認取り消し

2019年11月9日 9:36

オーストリアで日本との国交樹立150年を記念する事業として認定された展覧会が、その後、日本側から公認を取り消された。展覧会では昭和天皇や安倍首相などを風刺したとみられる作品が展示されていた。

オーストリアで開かれた展覧会は日本の表現の自由をテーマにしたもので、昭和天皇とマッカーサーが並ぶ写真を連想させる作品のほか、安倍首相に似せた人物が歴史問題をめぐり韓国や中国に謝罪する動画などが展示されている。

当初は、国交樹立150周年の記念事業として現地の日本大使館から公認されていたが、開始から約1か月後の先月30日、「友好記念事業としての要件を満たしていない」などとして公認が取り消された。

これに対して展覧会の主催者側は「作品はあくまで日本社会の風刺で反日が目的ではない」としている。また「内容についても展覧会が始まる前に日本大使館に通知していた」とした上で、「取り消しに驚き、残念に思っている」とコメントした。