大量の泥水が住宅地に…復旧に向け懸命作業
広い範囲で浸水した栃木県佐野市では、14日朝から懸命な復旧作業が続いている。
佐野市では秋山川が氾濫し、13日は決壊した堤防から住宅地に大量の泥水が流れ込んでいたが、夜通しの修復作業でかなり水がひいてきた。住民らは朝から家に入った泥をスコップで撤去するなど片付けに追われている。
佐野市消防本部によると、市内では赤坂町や田島町など複数の地区で住宅が浸水した。14日午前10時現在も、佐野市では約100人が避難していて、自宅の状況を心配する声が聞かれた。
避難した住民「自衛隊のボートで(救助に)きていただいたんですけど」「きょう、これから(自宅の)様子を見に行くんですけど」
水はかなり引いてきたが、少し立っていると足が抜けなくなるくらい粘度の高い泥が道路や住宅地に残っている。現場では復旧に向けて懸命な作業が続けられている。