レスリング女子五輪で３大会連続金メダルを獲得した元レスリング選手の吉田沙保里さん（３７）らが９日、複合施設「Ｄタワー豊洲」のオープニングイベントに出席した。

同複合施設の２階、３階に、標高２０００〜４０００メートル級の高地に相当する低酸素の環境下でトレーニングができるトレーニングジム「アシックス　スポーツ　コンプレックス　トウキョウベイ」が１１月１日にオープンする。

吉田さんは、「アスリートだけじゃなく、一般の方も使えるということで、皆さん健康的になってほしい。来年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、アスリートが良い成績を残せるように、この（施設を）利用して活躍していただきたい」とアピール。実際に低酸素環境下でのトレーニングも体験し、「（マシン）がいろいろあるので、体全体を鍛えられるのは、すごくいい」と太鼓判を押した。

来年の東京五輪について吉田さんは、「まだ、代表に決まっていない選手が結構多いと思うので、まず『自分が内定する！』という気持ちで、今頑張っていると思う」と前置きしつつ、「決まった選手は１年ありますので、しっかり自分の体調を整えながら、最高のパフォーマンスができるように、焦ることなく準備期間をしっかり使ってメダルを獲得できるように頑張っていただきたい」とエールを送った。