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シェフが集まって「海の豊かさを守ろう」

2019年10月7日 16:05
シェフが集まって「海の豊かさを守ろう」

ゲストが一押しのソーシャルグッドな物や人ことを紹介していただく、レコメンド。テーブルチェック代表の谷口優さんの一押しは、Chefs for the Blueの活動。どんな活動なのか?


Chefs for the Blueという団体がありまして、サスティナブル・フードとか聞いたことあるかと思うんですけれども、正直、私この団体の取り組み知るまではなんとなくそのキーワード、サスティナブル・シーフードというキーワードは聞いたことがあっても、一体どういうことなのかっていうのは実はあんまり知らなかったんですね。

ただ調べてみたら、日本の水産業が危機的状況であるということなんです。この20年以上漁獲量というのが減少の一途で、このままのペースでいくと2050年には漁獲量がゼロになるというペースで減少していると、それで世界的にもいろいろな取り組みというのが行われていて、例えば国の規制で何か解決をすべきだと。国の主体として動かしていくべきだという声もあれば、あるいは、国際的な認証機関を作って、認証システムで、消費者の人に選んでもらおうという動きがある中で、こちらのChefs for the Blueは、日本のトップシェフたちを主体として活動をしているっていう点が、ユニークです。

どういうことかっていいますと、彼ら非常に人気店なので、多忙を極めているんですけれども、閉店後に深夜の勉強会を開催したり、イベントを開催したり、それから出張販売というような形で消費者の方に啓蒙活動をしたりという活動にも取り組んでいます。なので、国が動くべきとか、消費者に選んでもらおうというよりも、そのレストランであったりレストラン事業者、あるいはそのビジネスという枠組みを超えて、食文化を将来にわたって守っていこうという活動が、非常に社会的な意義があり、ソーシャルグッドな内容かなと思ってます。


―――危機的状況を救うことにもつながりそうですね。


【the SOCIAL recommendより】