建国７０周年の軍事パレードで最新兵器を披露するなど、超大国化を進める中国。１日夜の深層ＮＥＷＳでは、これからの中国とどう付き合っていくかを議論した。

読売新聞・飯塚恵子編集委員「人権とか国際ルールを守っていかないといけない。それを中国には守ってもらいたい。それは大国の条件です」

東洋学園大学・朱建栄教授「中国は体は大きくなったけど、どのように世界と付き合っていくのか、外に出ていくのか、国内のガバナンスをするとか、まだ試行錯誤して一つの方向が決まったわけではないと思う。日本ももっと建設的なアドバイザーとして、中国がこうすれば世界的にも評価される（と指摘すべき）」

東京財団政策研究所・柯隆主席研究員「強国になるには軍事力だけでは足りないので、もう一つ重要なのは文化力。文明の力と文化力を強化するにはどうすればいいか。自由がないところには文化は出てこない」

また、笹川平和財団の小原凡司氏は、中国が進める経済プロジェクトには成功していないものも多く、対等な経済関係を築くためには、中国の長所と弱点を見極めたデータに基づいた戦略の構築が必要だと訴えた。