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安定的な“年金”どんな改革必要か?

2019年9月3日 4:18
安定的な“年金”どんな改革必要か?

先週、厚生労働省が公表した「年金制度の定期健診」と言われる年金財政検証。2日夜の深層NEWSでは、この財政検証を受け、将来にわたって安定的な年金制度にするためにはどのような改革が必要かを議論した。

経済評論家・山崎元氏「モデル世代の設定とか『所得代替率』の定義のし直しだとかを通じて、何を目指すのかをもう一回検討するという意味で、来年ももう一度財政検証をしてみて、その数字をもとにもう一回議論してみることがいいのではないか」

ニッセイ基礎研究所・中嶋邦夫主任研究員「今回の結果は5年前と大きく変わってない。つまり、5年前にこういうことは分かっていて、ちょっと直せるところは直して経過観察の結果、ここに来ている。これからさらに経過観察というよりは、しっかり議論して制度を直していく」

経済評論家の山崎元氏はさらに、年金だけでなく生活保護などを含めた社会保障全体のあり方を考える必要があると指摘した。