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「日本は自尊心を傷つけるほど無視続けた」

2019年8月24日 1:45

日本と韓国が軍事機密を共有するために結んだGSOMIA(=軍事情報包括保護協定)について、韓国政府は23日、日本側に協定の破棄を通告した。

日本の長嶺駐韓大使は23日、韓国外務省を訪れ、協定の破棄を通告する文書を受け取った。日韓のGSOMIAは、今年11月22日を最後に効力を失う。

日本政府の関係者によると、長嶺大使はその場で厳しく韓国側に抗議したという。

これに先立ち、韓国大統領府は、破棄の決断に至った経緯について、いわゆる元徴用工訴訟などでの日本側の対応に責任があると改めて批判した。

韓国大統領府国家安保室・金鉉宗第2次長「日本の対応は単純な拒否を超え、我々の国家的な自尊心まで傷つけるほど無視を続け、外交的な礼儀を欠いた」

一方、協定の破棄が、北朝鮮への対応をめぐる日米韓3か国の連携にも深刻な影響を及ぼすとの懸念が上がる中、韓国外務省は「アメリカとの緊密な協議を通じ、影響をなるべく小さくするよう最善を尽くす」と強調した。