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太陽光の“紫色の光” 近視の進行を抑制か

2019年8月7日 23:08
太陽光の“紫色の光” 近視の進行を抑制か

太陽光に含まれる紫色の光「バイオレットライト」が近視の進行をおさえる可能性があるとして、この光を使った医療機器の開発プロジェクトがスタートした。

プロジェクトは、慶応大学発のベンチャー企業とメガネ大手「JINS」が共同で始めるもの。

慶応大学医学部の坪田教授のチームの研究によると、「バイオレットライト」は太陽光に含まれている光で、光を目に当てると近視の進行をおさえる可能性があるという。ただし、ガラスなどを通過しにくいため屋外に出ないと浴びることができず、子供の外遊びの時間が減少傾向にある近年では「バイオレットライト」を浴びる頻度が少なくなっているという。

プロジェクトチームでは2023年をめどに、まず子供向けに「バイオレットライト」を照射する機能がついたメガネ型の医療機器の発売を目指すとしている。