ひとつの曲を１０００人で演奏して歌おうというイベント「１０００人ロックフェス」が先日、群馬県で行われた。広大な牧場で心をひとつにしてあの名曲を披露した。

甲本ヒロトばりの小学生ボーカルに、パンキッシュなヘアスタイルのドラマー。１０００人が集まり演奏するのは、ザ・ブルーハーツだ。全国から老若男女のザ・ブルーハーツファンが大集結した。

『終わらない歌』を演奏する参加者の中には縦一列でドラムをたたく３人組親子の姿もあった。２時間かけてドラムセット３台を設置した藤井友和さん。

藤井さん「地元じゃなかったらドラム３台も持ってきたくない。ありえないですよね（笑）」

趣味でドラムをたたき続け２５年。いまでも会社員として働きながらバンド活動を行っています。

藤井さん「高校の時、初めてコピーしたバンドがザ・ブルーハーツだった。青春の頃って歌詞がハマるんですよね。心に刺さるというか」

ザ・ブルーハーツは青春を思い出すバンド。息子２人と演奏できることを楽しみにしていた。フェスの１週間前から他の習い事も休み、３人で猛特訓した。本番は藤井さんにとって特別な体験となった。

藤井さん「思い出の曲を子どもと一緒にやるっていうのは、不思議な感じですよね。懐かしいものを共有したっていう深い思いがした」

今回で３回目の開催となった、このフェス。音楽を通じて地元を盛り上げようと青年会議所が主催した。全国でも珍しいイベントだ。

実行委員長・柄澤純一郎さん「初めてザ・ブルーハーツを聞いたって子どももいると思う。年配の方とか若い子たちが交流するようなイベントになっていったらうれしい」

【ｔｈｅ　ＳＯＣＩＡＬ　ｖｉｅｗより】