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86歳“世界最高齢のアイアンマン”の闘志

2019年6月4日 13:58
86歳“世界最高齢のアイアンマン”の闘志

86歳、トライアスロンを極める鉄人。稲田弘さんは、2018年にトライアスロンの中で一番過酷なレース「アイアンマン世界選手権」を世界最高齢の85歳で完走。このレースはスイム3.86キロ、バイク180.2キロ、ラン42.195キロの総距離226キロ。これを16時間53分で走り切りました。

稲田さん「アイアンマンというね、長い距離のものができるのがうれしいからですよ」

朝6時すぎ、練習は早朝からスタート。まずは約60分間、インターバルを挟みながら泳ぎこみます。その後、バイク。オリンピックやパラリンピックの選手と共に3分間こぎ続ける練習を約1時間こなします。さらに、大会本番を意識し、約2キロ~5キロを走り、コンディションを整えていきます。これらを週3日~4日行います。

妻の介護で体を動かすことが減り、60歳で水泳を始めました。その後、69歳でバイク、70歳でトライアスロンにも挑戦。そして76歳の時にアイアンマンレースに初出場。しかし、制限時間を超えてしまい完走はできませんでした。

稲田さん「かなり甘く見てたっていうのはあるんだけど」「悔しかったですね、あれは…」

この挫折を機に、トライアスロンの名門スクールに入会。専門的な指導を受け、80歳の時、アイアンマン世界選手権を初完走。その後、83歳で世界最高齢の記録を更新し、今もなお自身の記録を更新し続けています。

稲田さん「楽しいと思えることがうれしいよね。この歳になってね。90歳まではいきたいなと思ってますけどね」


【the SOCIAL lifeより】