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ポピュリズムとどう向き合っていくのか

2019年5月31日 5:15

今回の欧州議会選挙で議席を伸ばした自国第一主義を唱えるポピュリズム政党。30日夜の深層NEWSでは、ヨーロッパでのポピュリズム政党の躍進とどう向き合っていくかを議論した。

第一生命経済研究所・田中理主席エコノミスト「ポピュリストの躍進というのは、既存政党に対する問題提起でもある。結局、有権者の不満を吸い上げ切れていないという現実なのだから。そういう意味で、ポピュリストというのは健全な政策議論、あるいは民主主義の活性化につながる面もあるので、ポピュリストに踊らされるな、ポピュリストを利用しろと思う」

山口壯元外務副大臣「根底には格差の問題がある。それをどういう風に政治が対応できるのか。トランプ(大統領)が出てきた背景も格差だと思う。その意味で『対岸の火』だとは思わずに、日本は格差がなくなるようにいろいろとやっていかなければいけないと思う」

山口元外務副大臣はまた、世界中で「分断」の動きが進む中、日本としてはアジア・太平洋地域をつないでいく役目が重要になってくると指摘した。