アメリカ政府が安全保障に脅威をもたらすとして排除しようとしている中国のＩＴ企業ファーウェイ。２１日夜の深層ＮＥＷＳでは、ファーウェイ本社を取材したジャーナリストが、ファーウェイと日本との関係を説明した。

倉澤治雄氏「ファーウェイはベンダー（製品販売者）でもあるし、日本の部品とかコンポーネントのメーカーにとっては、非常に重要なお客さん。ファーウェイが日本から調達している額は７０００億円。対中輸出のほぼ４％と言われている。来年は８０億ドル＝９０００億円に行くんじゃないかと言われているぐらい。日本の企業８０社にとっては非常に重要なお客さん。しかも単にものを買うというだけではなくて、共同研究もしているので、そんなに簡単にわかれるとか排除するとかいうわけにはなかなかいかない。ここはぜひ冷静に判断してほしいと思う」

倉澤氏はその上で、ＩＴ企業や通信事業者が不正を行っていないかどうか検証する仕組みを、日本政府が独自に作る必要があると指摘した。