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北海道で強風被害相次ぐ 車の視界きかず…

2019年5月20日 19:49
北海道で強風被害相次ぐ 車の視界きかず…

北海道の道東自動車道で、砂嵐による視界不良が原因とみられる多重事故が起き、14人が重軽傷を負っている。

20日午後1時ごろ、道東自動車道の本別ICから2キロほど釧路寄りの上下線で、追突事故が相次いだ。バスや乗用車など計12台が絡み、14人が重軽傷を負っている。警察によると、当時、現場付近は強風による砂嵐で視界が悪かったという。

事故の影響で、道東道は本別ICと浦幌ICの間が通行止めとなっている。

20日の北海道は風が強い状態となっていて、被害も出ている。午前10時ごろ、斜里町美咲付近を走る車のなかから撮影した映像では、強風の影響で大量の砂ぼこりが舞い、視界がまったくきかない状態になっていることがわかる。

午後5時までにオホーツクの小清水で最大瞬間風速28.6メートル、斜里でも26.8メートルを観測している。オホーツクの一部の小中学校では授業を短縮し、下校時間を早めるなどの措置がとられた。

また、強風の影響で、栗山町では空き家になっているアパートの屋根のトタンがはがれるなどの被害も出た。

北海道では、このあとも全域で強風や暴風に注意が必要。