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宮内庁長官「敬意と感謝で一杯」退位礼終了

2019年4月30日 18:31
宮内庁長官「敬意と感謝で一杯」退位礼終了

30日午後、天皇陛下の退位の儀式「退位礼正殿の儀」が行われた。

「退位礼正殿の儀」を終えた後、宮内庁の山本信一郎長官は、「感慨無量です。敬意と感謝の気持ちで一杯でした。心からありがとうございますと申し上げる気持ちです」と述べた。

30日、天皇陛下は儀式を終えて松の間を出る際、立ち止まって会場を見渡し、一度深く、お辞儀をされたのが印象的だった。

陛下の側近は、今回のお言葉は「陛下が考え、推敲(すいこう)された。国民への感謝の気持ちにつきる」「次の時代への祈り、願いも込められた」と話していた。陛下は「国民」と発音するときには、声を震わせられた。

宮内庁幹部によると、両陛下とも儀式が滞りなく終了し、ほっとされている様子だったという。